1人を除く7人全員が
セブン-イレブン出身者

 2人が鈴木氏に近かったこともあって、一部には「鈴木人脈の一掃」と捉える向きもある。もちろん、対立した鈴木人脈を一掃することにより、自身の地盤を固めたいという思いもあろう。だが、それよりも自らの出身母体であるセブン-イレブン出身者で、社内取締役を固めようとしているのではないかという見方が強いのだ。

 下表をご覧いただきたい。これは17年度と今回決定した18年度の社内取締役を比較したものだ。

 これを見れば明らかなとおり、17年は9人中6人がセブン-イレブン出身者だった。それが、安斎、大高の両氏が退任、代わりにセブン-イレブン出身者である永松氏が就任することになり、1人を除く7人の社内取締役がセブン-イレブン出身者となった。

「突然の社長交代劇で社内における地盤が盤石でなく、疑心暗鬼になっていたのではないか。そこで、かつての身内であるセブン-イレブンの、しかも気心の知れた人物を身の回りに置いておきたいとの気持ちで決めたのではないか。事実、新任の永松氏は井阪社長の同期で、気心が知れた仲と言われている」(セブン&アイ関係者)