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SNSを開いた瞬間、誰かの成功や充実した日常が目に飛び込んでくる。そのたびに「自分はまだ足りない」と感じてしまうのはなぜか。言語学者の堀田秀吾氏は、人が無意識に行う他人との比較に注目する。ネガティブ思考から抜け出す習慣について解説する。※本稿は、言語学者の堀田秀吾『最先端研究でわかった頭のいい人がやっている 言語化の習慣』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
自分と他人を比較しすぎる
「社会的比較」のデメリット
気づけば、私たちは日々誰かと自分を比べています。InstagramなどのSNSで、多くの「キラキラした」写真や投稿を目にし、友達やフォローしている人たちの楽しそうな休日、素敵なファッション、美味しそうな食事などを見て、うらやましく思ったり、「自分とは違うな」と感じたりしていることでしょう。
こうした比較は、場合によっては刺激や学びになりますが、度を越えると「自分はまだ「ダメだ」という感情ばかりが膨らみます。
この心の働きを、ミネソタ大学のフェスティンガーは「社会的比較」と呼びました。こういった比較は人間が生きていくためにはとても大切です。他人と比較することによって、今の自分の状態の良し悪しを確認し、どうするべきかを判断するからです。しかし、特に自分より優れている人との比較(上方比較)は、動機づけになる一方で、自己肯定感を下げやすい側面があると言われています。
比較の渦から抜け出すためには、「評価軸を他人から自分へ戻す」、つまり「自分軸」で考えるようにすることが大切です。そのための第一歩が言語化です。







