全国で開催される街コン。街コンの全国拡大を目指す「街コンジャパン」では、全国の街コン開催情報・スケジュールを掲載している。あなたの地元で開催されるのはいつ!?

 商店街の飲食店を舞台とする、大規模な合コンイベント「街コン」が人気だ。地域活性化と若者の出会いの場の創出を目的としている。昨年から日本全国色々な場所で開催されているので、参加したことはなくてもその名を聞いたことがある人は案外多いかもしれない。

 流れとしてはこんな感じ。用意された受付で参加費を支払い、リストバンドなどの目印をつけ、街コン参加者のために貸し切りにしてある飲食店間を自由に移動する。

 気の合う人が見つかれば、時間いっぱい(だいたい3時間)までそのお店で盛り上がるもよし、数店舗をハシゴしてお酒や料理を楽しむのもよし。参加費には飲食代が全て含まれているので安心だ。

 このイベントが始まったきっかけは、2004年の「宮コン」。宇都宮で開催された街コンである。宇都宮市街地の活性化のために、地元の有志によって開催された。その後、街の、特に飲食店街の空洞化を防ぐために、地方都市が続々と開催するようになったという。

 この街コン、最近では都心部でも多数開催されている。街コンのポータルサイト「街コンジャパン」で3月の開催予定を見てみると、東京だけでも50を超える地域や街が参加している。

 その中には、あえて街コンの形態にせずとも人が集まり、男女が「出会い」そうな街も含まれている。主催者側も参加者も、わらをもつかみたい心情なのかもしれない。

 街コン人気から見えてくるのは、若者たちの結婚への意識の低さだ。昨年末に国立社会保障・人口問題研究所が発表した調査結果によると、「18~34歳の未婚者のうち、恋人のいない男性は6割、女性は5割」にも上るということ。

 結婚相談所も婚活サイトも面倒、街で頑張って恋人を探すのはさらに面倒、でも恋人は欲しい――そんな人々にとって、街コンの自由気ままさがウケているのだ。

 もちろん出会いだけでなく、前述のようにお酒や料理などのグルメを目的に参加している人もいる。既婚・未婚や年齢も制限しないのが街コンの魅力の1つだ。

 地域経済の疲弊、少子高齢化など、日本が抱える課題を解決するきっかけになるのが街コン――なのかもしれない。

(筒井健二/5時から作家塾(R)