「大地の二黒」の妻を
一瞬でご機嫌にさせる“認め方”

 奥さんが「大地の二黒」の場合、奥さんの心を一瞬で掴む、最高の「認め方」があります(すべての人が生年月日によって9タイプに分かれる判定法は本書を参照ください)。
 魔法の言葉があるのです。
 それが何か、おわかりになりますでしょうか?

 それは、「先回りの“ありがとう”」です。
「ん?先回り?」とお思いでしょう。

 どういうことかと言いますと、奥さんが何か自分に対して意見(言動)をしてきたら、まずは相手に感謝するのです。

 たとえば、あなたが最近、仕事の帰りが遅くて、仕事に行く前、奥さんに「あなた、今日は手によりをかけた料理を作るから早く帰ってきてね」と言われたとしましょう。

 さて、あなたは、奥さんになんと返しますか?

 ここで、「そうか、なるべく早く帰るね」と、ただストレートに返してはいけません。
 あなたは相手(奥さん)の意見を尊重し、認めたような発言をしたと思うかもしれませんが、相手(奥さん)は、どこか冷めたその言葉に、どこか物足りなさを感じています。
 これが積み重なると、だんだん心の距離も増してくるのです。

 あなたに必要な言葉は「感謝の言葉」です。
「いつもありがとう。今日はなるべく早く帰るね」
 これだけでいいのです。
 感謝の言葉を一言添えるだけで、「大地の二黒」の奥さんは報われるのです。

「大地の二黒」の人は、自分の主張をため込みます。
 基本的に謙虚なので、あまり外に自分の感情を出しません。
 しかし、心の底では「感謝の言葉」を求めているのです。
 誰かからの感謝の言葉や、自分の行動に対するねぎらいの言葉を。
 この言葉をかけられて、初めて「心から認めらた」と「大地の二黒」の人は感じます。

 だからこそ、感謝の言葉を、常日頃、旦那さんがかけてあげるだけで、円満な家庭の基本は築かれるのです。 すると、離婚率はグッと下がります。

 この「9codeの法則」を愚直に実践して、夫婦の関係をより確固にした事例があります。
 私の会社に、奥さんが「大地の二黒」の社員がいます。

 彼は、「9code」を知ってから、「大地の二黒」の奥さんに、「ありがとう」という感謝の言葉をたびたびかけることを心がけました。
 家に帰る時間を電話で伝えるときも、
「ごはんをつくってくれてありがとう」
 と一言、必ず添えます。

 すると、以前とは明らかに奥さんの機嫌が変わり、今ではケンカが一切ないそうです。
 ある程度のつき合い飲みも許してくれるようになったとか。大きな成果ですよね。