子育てを終えたシングルマザー
娘たちとは仲睦まじく

 Aさん(46歳女性)はシングルマザーとして娘2人を立派に育て上げてきた。娘はそれぞれ今年で26歳、23歳となる。

 20歳の頃に出会った男性と結婚して勢いで子どもを作ったまではよかったが、夫は諸事だらしなく、しかしAさんは「結婚とはそういうものなのだ」と自分に言い聞かせつつ数年、2人目の子が1歳になる前に離婚に至った。

 その後Aさんは両親や友人からのサポートも受けつつシングルマザーを全うする。そこには並々ならぬ苦労があったはずである。

 こうした背景があったからか、女性3人のAさん一家は強い絆で結ばれているらしい。

「娘たちとは仲がいいと思います。特に上の子は思春期に荒れましたが、今は落ち着いていて、あの頃大ゲンカした日々があったから、きっと今があるのかと」(Aさん)

 Aさんいわく「娘は2人とも常に彼氏がいる」状態らしく、男性選びには困っていない様子だが、それが結婚には結びつかなかった。

「私としては早く結婚してほしいのですけど、2人とも『まだいい』そうで。といっても娘の友人たちはちらほらと結婚しているようなので、そろそろ『自分たちも』と考え始めているかもしれません」

 Aさんは、娘たちが未婚のままでいるのを自分の責任と感じていた。

「私がずっとシングルマザーだったので、あの子たちには片親の寂しさを感じさせ続けてきました。私を見てきたから、夫となる男性に対して『いつか別れるかもしれない』という不安は拭いきれないだろうし、『永遠の愛を誓って――』なんて盲目的にもなれないだろうと思います。私の場合、結婚は勢いだったので」