純粋さが光る「三碧」の強さ!
世界を極めた原動力は〇〇!

 すでに将棋界の頂点に達した感のある羽生さん。
 もちろん、今後も記録の更新など楽しみはありますが、一つの世界を極めた人がさらに前進していくのに何が必要でしょうか。
 今後は何が羽生さんのモチベーションになっていくのでしょうか?

 米長邦雄永世棋聖(故人)が生前受けたある出版社のインタビューで、羽生さんの強さは単純明快だと語っています。

 米長さん曰く
「純粋に将棋が好きであり、愛している」
「それも度が過ぎるほど好きだから強い」
「それだけなんです」

 羽生さんはトップ棋士として君臨している今でも、少年の頃の「将棋・愛」を持ち続けているのです。
 好きなことをとことん突き詰めていく。
 どんな困難なことがあってもあきらめないで前へ進んでいく。
 そんな「雷の三碧」羽生善治さんの生き方を見ると、なんだか勇気が湧いてきますよね。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。