実際、先行して配布したゾゾスーツの60%が計測を実施、計測した人の50%がPB商品を発注し、さらに、1人当たりの平均購入金額は7500円となっているという。

 この購入実績を元に、弾いたのが3年後のPB売上高2000億円であり、商品取扱高7150億円ということである。

 将来はゾゾスーツで身体のサイズにピッタリ合わせたフルオーダーの衣料品や、PBの製造を拡充していく。

 現在のPB数はわずか2型(Tシャツなど)だが、6月までに5型(カジュアルシャツ、ストレートデニム、スキニーデニム)に増やし、今期中にPBを10〜20型に拡大する計画だ。

 ただ、ゾゾの壮大な計画について、ある流通アナリストは「衣料品でサイズの問題は悩みの種であることは事実。ただし、サイズが合うからといっても気に入らないデザインや柄の商品は絶対買わない」と指摘する。スタートトゥデイの計画は「大甘の数字でしかない」と手厳しい。

「ゾゾスーツの配布当初は珍しさもあって一度注文してみようという気になるかもしれないが、気に入った柄やデザイン、色合いのものがなければリピートにつながらない」とも付け加える。

賛否両論、議論百出という状態だが
将来、服の買い方が変わる可能性も

 ゾゾスーツを活用した商品取扱高の計画に対する評判は今のところ「荒唐無稽で実現不可能」。今後どういったPB商品が開発されるかがカギを握るが、「計画達成は極めてハードルが高い」というものである。

 賛否両論、議論百出という状態であるゾゾスーツ。成功するか否かは別だが、ネット通販の時代、将来、服の買い方が変わる可能性を示しているのは確かだろう。