日頃は敬語を使わない間柄で敬語は無意味!

 一般的に相手の地雷を踏まないように気をつけている人は、言葉ばかりに気を使いがちです。そのため、日頃は全く敬語を使う間柄じゃないのに、急にかしこまってみたりとか、涙ぐましい工夫をしている人が多くいるでしょう。

 ですが、それだけでは相手の地雷を踏むのを回避できない事がほとんどです。

 実際の会話だと、言葉以外の要素が頻繁に相手の地雷を踏んでしまいます。例えば、浮気がバレたあなたが、自分が悪かったと心の底から思って落ち込み、謝罪をしたとします。そんな時は、うつむき加減になってしまう事もあるでしょう。そうすると、相手から「目も合わさないで下を向いていて、とても謝る人の態度とは思えなかった」と逆に怒られたりします。

 こういう不本意な事が起きる理由は、人は相手が発信する言葉以外の情報に対して重大な関心をよせる傾向があるからです。

 あなた自身もそうでしょうが、人は会話の際には言葉以外に、口調・話すスピード・表情・目線・声の大きさ・態度などの言動から、相手が心の中で何を考えているか推測しています。そして、重要なことですが、話し手から発せられる言葉以外の情報と、話している内容が一致しない時、相手に対して「本心ではない」とか「ウソを言っている」と感じる事が多いのです。