最低限の浅い知識を得る
目からウロコの方法とは?

 では、どうやってタモリさんのように、さまざまな人と会話が続くような最低限の知識を得たらいいのでしょうか。固く考える必要はありません。週末だけでいいので、普段、自分が決して見ないテレビ番組や雑誌に目を通すようにするだけで十分なのです。実は、意識していないと、多くの人は自分の年齢・職業・興味に関係ない情報をシャットアウトした生活をしがちなのです。

 例えば、インプットが好きなオジサンなら朝は日経新聞を読み、あいた時間に週刊ダイヤモンドなどのビジネス誌を読み、帰宅してからはワールド・ビジネス・サテライトを視るという人もいるでしょう。これでは、オジサンが、オジサン目線を濃くしているだけで、全くオジサン以外の人との会話のネタに関するインプットがなくなってしまいます。

 そうならないために特にオススメなインプット方法が、週に1回でいいので、芸人などが登場するテレビの情報番組を見る事です。週末であれば、TBSの『新・情報7daysニュースキャスター』『サンデー・ジャポン』、フジテレビの『ワイドナショー』『Mr.サンデー』などを、毎週、見るのです。

「あんな芸人たちが出演している軽い番組なんて……」と抵抗を感じた人もいるでしょう。しかし、そうやって見下すのは間違っています。なぜなら、芸人が出演している情報番組というのは、数百万人の視聴者を相手にしていて、特定の視聴者層にあまり特化しない形で情報が紹介されているからです。ですから、これらの番組を、週に1回見るだけで、今まで、全く見なかった人は、あらゆる世代の人との共通の話題が見つけられるはずです。