50万円投資できるなら、外国株式のインデックスファンドに30万円、TOPIXのインデックスファンドに20万円といった要領だ(年金基金などの機関投資家が用いている、リスクと期待リターンの平均的数字を参考に計算した)。

 最終的に個人が目指すといい運用全体の構造を図にすると、概ね以下のようになる。

 ポイントは、「リスク資産への投資額」を最大の損の可能性(リスク資産運用額の3分1)と、平均的な期待リターン(年率5%くらいで考えよう)を想定して、自分で決めることだ。これは、「率」ではなく、「額」で決めることが好ましい。

 同時に、お金の置き場所として、iDeCo、NISA,つみたてNISAなどを最大限利用することと、こうした税制上有利なお金の置き場所には、リスク資産の運用部分を集中させることが適切だ。この図のような構造を作ってしまえばそれでいい。お金の運用に、難しいことはない。

 具体的な商品選択基準は、概ね「手数料の安い方」でいい。公募の投資信託がいいか、ETF(上場投資信託)がいいか、さらに、どの運用会社の商品がいいかなどは、インターネットを使って自分で調べてみてほしい。いずれも年間に支払う手数料が、どんなに多くても運用額の0.3%を超えないことが肝心だ。「他人に決めてほしい」という依頼心さえ捨てることができるなら、高校卒業以上の理解力があれば、自分で決められないということはほぼあり得ないはずだ。