ルノー トゥインゴGT、受け継がれるスポーツドライビングの遺伝子【試乗記】ルノー・トゥインゴGT ニューエンジン(0.9.直3ターボ・109ps/17.3kg・m)をリアに搭載 スペックは標準モデル比19ps/3.5kg・mパワフル 0→100km/h加速データ10.4秒(SMT) 駆動方式:RR 価格:5MT 229万円/6SMT 239万円

200台限定だったトゥインゴGT
カタログモデルとしてリリース

 2017年秋に200台限定(MT)で販売されたルノー・スポール開発のトゥインゴGTが、カタログモデルとしてリリースされた。しかも5速MTに加えてEDCと呼ぶ6速デュアルクラッチトランスミッション仕様も登場した。

 昨年販売された限定車と比べると、エクステリアはフロントフードからルーフにつながるストライプがなくなった点が異なり、サイドのストライプとホイールは同じだ。MTとEDC(SMT)の違いは皆無で、サイドウィンドウ越しに車内を見なければわからない。

 オレンジのアクセントを効果的に配したインテリアはポップな印象。シフト/セレクターレバーとペダル以外はMTとEDCの違いはない。MTのシフトノブは金属製で、EDCは黒いステッチを入れた本革巻きである。

 最高出力を90psから109ps、最大トルクを13.8kg・mから17.3kg・mに引き上げた0.9リットルの3気筒ターボエンジンによる加速は、標準仕様のトゥインゴに比べて数段活発だ。3ペダルとシフトレバーを自ら操るMTのドライビングは痛快そのもの。一方のEDCも小気味よい変速がスポーティだった。