「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

「人間関係で困らない人」の親が教えている、たった1つのルールPhoto: Adobe Stock

遊びのルールでもめる

小学校の授業時間は当然ながら「休み時間」も大切だ。
トイレに行ったり次の授業の準備をする時間でもあるし、リフレッシュする時間でもある。

多くの場合、「中休み」や「昼休み」には校庭で自由に遊ぶことができる。
友だちを誘って鬼ごっこをする子、縄跳びやボールで遊ぶ子、おしゃべりしながら校庭を散歩する子などさまざまだ。

そんな中で、もっともトラブルが多いのは、「遊びのルールに関するもの」だと我が家の小学5年生が教えてくれた。

一緒に遊ぶメンバーが勝手にルールの変更、ルールの追加を行い、「そんなルール知らない」「勝手にルールを変えるな」と喧嘩になるのだそうだ。

たとえばボールをキャッチしてから三歩以内にボールを投げ、メンバーにぶつけてアウトをとっていく「三歩あて」というシンプルな遊びがある。
ワンバウンドならセーフ、キャッチできればセーフ…というあたりはみんな了解しているルールだが、「当てられてもすぐにボールを拾って当て返せばセーフ」など急にルールが追加される場合がある

「だから俺の勝ち!」
「ルールを勝手に変えるなよ!」

喧嘩が頻発して、先生にたっぷり叱られることになったそうだ。

遊びのルールについて、心構えを知っておこう

楽しい休み時間のはずが、喧嘩して友だちと険悪になったり先生に叱られたりするのは、残念なことだ。入学前に、みんなで楽しく遊ぶためのルールについて、最低限のことは伝えておきたい。

小学校入学前後に知っておきたいルールが幅広く紹介されている本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ルールをまもってあそぼう」という項目がある。

「人間関係で困らない人」の親が教えている、たった1つのルール『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・じゅんばんを まもろう。
・みんなの いけんを だいじに しよう。
・あぶないことは しないよ。
・しあいに かっても まけても けっかを みとめよう。

『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.83より引用

どれも大事なことだ。
勝ち負けのある遊びは、つい熱くなって自分の意見を押し通そうとしたり、負けたくないあまりに反則的な行動をしたりすることもあるかもしれない。

「おうちのかたへ」には「遊びの目的は自分が勝つことではなく、みんなが楽しむことだと、気づいてもらいましょう」とある。負けず嫌いの気持ちも受け止めつつ、この大切なことを伝えておきたい。休み時間を楽しく過ごし、友だちと仲良く遊ぶ力を育てることにつながるだろう。