大阪府民は「阪神・淡路」を彷彿とさせる地震にも冷静に対応した地震発生後、駅で座り込む人々 Photo by Akiko Kitada

6月18日朝、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、大阪・高槻市などで震度6弱の揺れを観測したほか、近畿地方の広い範囲で震度5強や5弱の揺れを観測した。大阪在住の危機管理広報アドバイザーでフリーライターの北田明子氏も被災した1人。地震発生時から現在までの大阪市内の様子を緊急寄稿してもらった。

家中がうねるような大きな揺れ
置物が次々と落下し粉々に

「地震だ!」あまりの強い揺れにすぐさま阪神・淡路大震災が頭をよぎり、思わず叫んでしまった。窓の外では「きゃー」と言う声とともに、建物から飛び出してくる人もいた。

 6月18日午前7時58分頃、突然、家中がうねるように大きく揺れた。ここ最近にない強い揺れに、棚上の置物が次々と落下して粉々になった。