W杯ロシア大会でコロンビアとの初戦を迎える日本代表。本田圭佑は「今回も優勝を狙いに行く」と豪語しているが、実は外資系金融機関が大会前に予想した日本のW杯優勝確率は実現不可能とも思えるほど極めて低いのが現状だ。 日本代表はそんな悲しき計算結果の運命に抗えるのか──。外資系金融の優勝予想国などと併せて、本大会の戦いぶりを展望した。(『週刊ダイヤモンド』編集部 竹田幸平)

サッカー日本代表の本田圭佑選手
本田圭佑選手(写真中央)は「今回も優勝を狙いに行く」と豪語していたというが、W杯参加国の優勝確率については、名だたる外資系金融機関が統計的手法を駆使して予想値を弾き出している Photo:Reuters/Aflo

名だたる外資系金融機関が
統計的手法を駆使して導き出した予想値

 日本時間19日午後9時、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で遂に日本代表がコロンビアと初戦のキックオフに挑む。大会開幕後の17日には、前回の覇者であるドイツがメキシコに敗れるなど、すでに波乱含みの大熱戦が繰り広げられている中、日本代表はどこまでの戦績を残すことができるのか。現在の実力に鑑みればグループリーグ突破が現実的な目標だろうが、これまで強気の発言を続けてきた本田圭佑(32)は、最近も周囲に「今回も優勝を狙いに行く」と豪語していたという。

 実はW杯参加国の優勝確率については、幾つかの名だたる外資系金融機関が統計的手法を駆使して大会直前に予想値を弾き出している。

 大手投資銀行の米ゴールドマン・サックス証券の場合、20万に上る統計モデルや個々の選手データ、最近のチームの戦績などを考慮して100万回のシミュレーションを実施した。参加国ごとの分析のページも交えた英文レポートは40ページ超に及び、巻頭にはこれまでレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンなどのメガクラブを率いたイタリア人の名将、カルロ・アンチェロッティ氏のインタビューを掲載するほどの力の入れようだ。

 このゴールドマンの計算結果によると——日本の優勝確率は僅か「0.4%」。大会前に「優勝の可能性は1%以下かもしれない」と話していた“ケイスケ・ホンダ”の野性的な直感は皮肉にも、統計学的な裏付けを得る結果となっている。