ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
デジタル大変革時代 部品メーカーの生きる道

部品メーカーの未来を担う事業を
生み出す組織の作り方

PwCコンサルティング
【第2回】 2018年7月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
previous page
5
nextpage

2.未来創造活動の「場」の設計

 未来創造活動チームの構築に加えて、準備段階でもう1つ行うべき重要なことは、活動に関する「場」の設計だ。これは、活動を推進する中で関係者が集まる各種の会議体を指す。各メンバーが調査・検討したことをチーム内で共有・議論する場や、活動の進捗や結果を上層部に報告する場など、その種類は多岐にわたる。

 未来創造活動は、既存事業で推進しているプロジェクト活動とは目的や推進方法が異なるため、活動の要所となる各種の場も、目的や人的リソースの制約などを考慮した上で設計する必要がある。この設計次第で活動の成果は大きく変わってくる。今回は、未来創造活動で必要とされる代表的な会議体についての概要を紹介する。一般的には、以下のような会議体が挙げられる。(7ページ目の図表3参照)
(1)活動キックオフ
(2)チーム内定期検討会
(3)リーダー会議
(4)上層部への定期報告会
(5)活動完了報告会

(1)活動キックオフ
活動キックオフは、未来創造活動の最初に関係者全員(活動チームメンバー+経営層など)で行う、決起集会的な意味合いを持つ場だ。活動の発足背景や目的、概要、推進スケジュールなどの共有に加えて、活動に対する経営層からの期待の投げかけや、各チームリーダーの決意表明などを行う。

 活動チームのメンバーが、メガトレンドなどの基本情報を事前に事務局から収集しているようであれば、各チームでその認識合わせなども併せて行う。このような場合、キックオフを二部構成とし、第一部を決起集会的な内容(経営層からの期待の投げかけや、各チームリーダーの決意表明)、第二部を基本情報の確認・認識合わせを行う内容で構成するとよい。

 活動キックオフの開催時間は、第一部が30分~1時間程度、第二部が1時間程度で行うことが一般的である。

previous page
5
nextpage
IT&ビジネス
クチコミ・コメント

facebookもチェック

デジタル大変革時代 部品メーカーの生きる道

日本のモノづくりを支えてきた部品メーカーが、デジタル大変革時代に岐路に立たされている。これまでの製品メーカーからの発注を待つ受け身の姿勢を変え、自ら未来を想像する発想の転換と実行態勢の構築が求められるが、具体的な方法論が見いだせない。この状況を打破するためのヒントを提供する。

「デジタル大変革時代 部品メーカーの生きる道」

⇒バックナンバー一覧