クラウン、カローラの新型車を
「つながるクルマ」として同時発表
トヨタを代表する歴史あるクルマと言えば、高級車の「クラウン」であり大衆車の「カローラ」である。トヨタ自動車は6月26日、そのクラウンとカローラの新型車を同時に発表・発売するという異例の形式をとった。
これに伴い「THE CONNECTED DAY」と称した発表会が、東京をはじめ全国7会場、取り扱い120販社で行われた。
東京・お台場での会場にはプレス関係者だけでなく、スタートアップ企業幹部など一般招待客も交えて、文字通り「つながるクルマ」を前面的にアピールするものとなった。
豊田章男社長は「クラウンとカローラはトヨタにとって特別なクルマであり、お客さまに向き合い、寄り添うためにこの伝統ある2つの新型車で“走る、曲がる、止まる”に、本格的な“つながる”機能を拡張させた」と述べた。
章男社長が宣言した「トヨタは、クルマをつくる会社からモビリティカンパニーとなる」ことの具体的な形として、新型クラウンと新型カローラスポーツが“初代コネクティッドカー”に生まれ変わった意義を強調するとともに「お客様との接点となるラストワンマイルが勝負」と並々ならぬ意欲を示した。
章男社長に続いて登壇したのが、コネクティッドカンパニーのプレジデントを務める友山茂樹副社長。