3つのションが足りない会社とは?
「3つのションが足りない」と社員が言い出したら、ダメな会社になっている証拠です
小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表
小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

「3つのション」の不足を口にする社員が多い会社は、状態のあまり良くない会社だと私は考えています。「3つのション」とは、コミュニケーション、モチベーション、エデュケーション(教育)のことです。そして、この「3つのション」が問題となるときには、それより深い本質的な問題があることを認識しなければなりません。

 例えば、社員研修をしていて、社員に「今ある課題は何ですか?」と尋ねた時、

 コミュニケーションが悪い
 モチベーションが上がらない
 エデュケーション(教育)が足りない

 という「3つのション」が課題として挙がる会社は、別のところで本質的な問題を抱えていると私は考えています。

「コミュニケーションを取りましょう」と
言葉で言っても効果はでない

 まず、「コミュニケーションを良くしたい」という課題です。

 多くの会社は縦割り組織になっていて、事業部門ごと、部ごと、課ごとに分断されており、横の連携がないという悩みを抱えています。そもそも部内、課内のコミュニケーションすら取れていないケースもあります。

 だからといって、そうした問題を抱えている組織に「コミュニケーションを良くしよう」と言葉で言っても効果はありません。コミュニケーションは「意味」と「意識」の両方で成り立っている、つまり「意識」という土台の上に「意味」が乗っている構造になっていることを理解しなければならないのです。