6月29日に観測史上最速で梅雨明けした関東・甲信地方は、すでに夏本番。近畿以東も今年の梅雨明けは平年よりも早い予報となるなど、今年の夏は一足早い。となれば、夏休みの計画も、前倒しで準備しておきたいところだ。しかし、仕事に追われそれどころじゃないというビジネスパーソンも多いだろう。そこで今回、「週刊ダイヤモンド」バックナンバー特別企画として、同誌で過去に掲載したリゾートやホテル、エアライン関連の特集を再構成してお届けする。 *本記事は『週刊ダイヤモンド』2016年10月15日号「百花繚乱 ニッポンのリゾート」、同2017年11月4日号「10,000人が選んだベストホテル&エアライン」を再構成しています。
「エメラルドグリーン」。海の奇麗さを表現する際に、しばしば使われる言葉だ。しかし、一度でも訪れてみたら、その言葉は宮古島のためにあった、と思うだろう。青い絵の具が入ったバケツをひっくり返したかのような海の色と空の青さ。沖縄本島よりも素朴な雰囲気と残された自然。まさに、楽園だ。
その宮古島で、これまでの日本では考えられなかったような超高級リゾートが生まれようとしている。「探し続けた場所にようやく出合えた」と語るのは伊達美和子・森トラスト社長。
同社が手に入れたのは、宮古島に連なる伊良部島の一角にある7300平方メートルの土地。伊良部島は宮古島の目と鼻の先にある離島だったが、2015年に伊良部大橋が開通し、宮古島から自動車で行けるようになった(上写真)。有料ではない一般道としては日本最長の橋が、エメラルドグリーンの海の中に続く。その橋の先に、超セレブ向けリゾートが19年にも開業する見込みなのだ。
この案件には超ど級の隠し玉が存在する。