ひと通り読み切ることができたら、次は「何が書いてあったか?」を思い出して、頭に残っている内容を引き出していきます。引き出そうとしたとき、「何が書いてあったっけ……?」と思うくらいのスピードで読んでいるのが理想的です。もし読み終えた後、「ある程度、何となく思い出せる」という状態であれば、もう少し読むスピードを上げるようにしましょう。
発売からロングセラー、ついに8刷となった『速読日本一が教える すごい読書術 短時間で記憶に残る最強メソッド』には、これまでの半分以下の時間で読めて毎月30冊以上読める、最速・最短で読書をモノにする方法を網羅。今回は、本を読んだ後どう思うかでその人の成長レベルがかわってきます。

「すでに知っている内容」と思ったときこそ、成長のチャンス

 読んだ本を振り返って思い出すとき、「知っている内容ばかりだった」という思い出しだけで終わらせないように注意しましょう。

 書店で本を選んで買ってきたときは、事前に立ち読みである程度中身を見ているので、このように思うことは少ないかもしれません。

 しかし、インターネットで見かけた本を買ったときや、他の人から薦められて買ったり、もらった本を読んだりしたとき、「知っている内容ばかりだった」と思うことがあっても不思議ではありません。

 それは、あなたがすでに他の人より多くの知識があることの表れです。

 このように思われたときは、すでに知っている内容に対して、これまでの自分の経験を振り返って、思い出したことを書き出してみましょう。

 知っていたけどアクションには移せていなかったことや、アクションに移してみて新しく見えてきた課題など、思い出せることをどんどん書き出してみるのです。

 すでに知っている内容に対して、初めてその内容を知ったときと比べると、より多くの経験を積んでいる状態になっていますので、初めてのときにはあまり重要だと思わなかった内容が、とても重要な内容だったことに気がつけることもあります。

 初めてその内容を知ったときの自分よりも深い理解ができないか考えてみる、もしくは自分の経験と合わせながら、自分の言葉で説明するように書き出してみましょう。

「読んだ時間を無駄にした」と思うことなく、すでに知っている自分を客観的に振り返りながら新しい気づきを得ていこうとすることによって、さらに自己成長を促進させることが可能になるのです。

 初めて知る内容でも、知っている内容でも、そこからどういった気づきを得て、自分を成長させるための行動イメージをつくれるかが重要になります。

 すでに知っている内容であれば、今の自分に置き換えたとき、どういう応用ができるか考えられる余裕も生まれるはずです。

「知っている内容だった」という思い出しだけで終わらせず、改めて自分を高めていくキッカケにしていきましょう。