特にこの6月は大阪府北部地震があり、6月後半からは全国で「記録的な大雨」が続き、水害も起きている。この「自然災害列島」で、私たちはいかにして、ペットを守ればいいのだろう。

 まずは最も肝心な自分が住んでいる地域(神奈川県川崎市)の、ペットに対する防災対策を調べてみた。

「ペットも一緒でいい!」
同行避難が推奨されている

 川崎市は2013年から16年まで連続で犬の殺処分ゼロ(猫は4頭)を達成(2017年は犬1頭、猫19頭)。筆者は10年から、川崎市動物愛護センターの活動を見守ってきたが、職員とボランティアの皆さんの努力と誠実さには、本当に頭が下がる。

 だいぶ減少しているとはいえ、全国では依然犬猫合計で5万5998匹(前年度比較で67.5%)もの殺処分が行われている。川崎市も神奈川県も、ペットの生命を大切にする意識は、他の自治体に比べ、相当高いことは確か。そんな川崎市なのだから、ペットに対する防災対策もきっと進んでいるはずだと期待した。

川崎市のガイドブック
川崎市の『備えていますか? ペットの災害対策~飼い主の備えと避難所ペット管理ガイド~』

 川崎市は15年3月に、『備えていますか? ペットの災害対策~飼い主の備えと避難所ペット管理ガイド~』を作成し、災害への備えを呼びかけてきた。18年には、より具体的で、使い勝手のいい「ペットの飼い主のための防災手帳」も作成され、ネットでダウンロードすることもできるし、各区役所保健福祉センター衛生課窓口などでもらうこともできる。

 このガイドブックは、東日本大震災等の教訓を踏まえ、13年に環境省が策定した「災害時におけるペットの救護ガイドライン」を参考にしてまとめたもの。同様のものを制作している自治体は、他にも結構多そうだ。

 さっそく見てみた。