モチベーションが先、生産性は後の意味
昨今、働き方改革の声とともに、「生産性」について取り上げられることが多くなりました。
けれど私は、社員に向かって、「生産性を上げろ」と言ったことはありません。
「効率を上げて、生産性を高め、早く結果を出せ!」という無理難題は、社員を疲弊させるだけです。
上げるのは、生産性ではなく、モチベーションです。
社員のモチベーションを上げれば、自動的に生産性も上がります。
モチベーションが先で、生産性は後、です。
モチベーションを高めるには、少しくらい効率が悪くても、少しくらい生産性が落ちてもいいから、「知的作業」を確保しておくことが大切です。
なぜなら、自主的に取り組む知的作業と、リピート受注のルーティン作業では、前者のほうが喜びを感じるからです。
今回、年間2000人の見学者が訪れる、鉄工所なのに鉄工所らしくない「HILLTOP」の本社屋や工場、社内の雰囲気を初めて公開しました。ピンクの本社屋、オレンジのエレベータ、カフェテリア風の社員食堂など、ほんの少し覗いてみたい方は、ぜひ第1回連載記事をご覧いただければと思います。