20代のときから粗食を心がけていたという奥様の手料理。それが20代や30代前半のころは物足りなく感じ、家に帰るのが遅い日には外食をすることも多かったとか。「でも、今はその粗食を食べていると、疲れないし、もたれないし、体が喜んでいる気がします。妻が作ってくれるものに、やっと自分が追いつきました」と言って笑います。

 そんな今の食生活へと変化することになった大きな契機は4~5年前。太ったときに自分の体調をかえりみると調子が悪いし集中力がないな…と感じていたタイミングで石原結實医師の本に出合い、朝はにんじん&りんごジュース、昼はそば、夜は好きなものを食べる、という食生活に変えたところ、調子がよくなったといいます。

 ただ、朝からにんじん&りんごジュースを作るのも結構大変、と現在の朝食はにんじん&りんごジュースではなく、花粉症対策のヨーグルトのみ。そして、脳みそにエンジンをかけるために黒砂糖を大さじ1杯程度と水を口にするそうです。

 そして、研修のある日のお昼は、研修先でお客様から出された物以外は食べない、といいます。トレーニング前や最中に食事をすると消化にエネルギーを奪われて調子が悪くなる、というのが理由ですが、糖分はとらないといけないので乳酸菌飲料のピルクルを飲んで調整をしています。この昼食の選び方をお聞きすると、いかに研修を良い状態で行うか、に意識が集中しているのが分かりますよね。

 実際、仕事モードであったり、緊張したり興奮したりというときには、交感神経が優位になって、消化がスムーズにいかないので、無理に食べない方が良い場合もあります。石原さんの場合は、仕事が終わった後の夜ご飯は好きな物を食べるようにしていますが、朝と昼に食べない反動でドカ食いをしているわけではなく、体に疲れを残さないことを意識して暴飲暴食を避けているのがプラスに働いているようです。

「仕事のために、逆算して調子を整えるのがマストです。そうでないと働けなくなるし、受講者にも失礼だと思うのです。それは、SHOULDやHAVE TOを超えて“当たり前”の世界です」

カーネギーは「酒気帯びのトレーナー」をクビに
お酒の飲み方も仕事優先で

 暴飲暴食を卒業して守りに入ったという今、大好きなお酒との付き合い方も変わりました。組み合わせを考えて自分でカクテルを作るのが好き、という自称・オタク気質のハードリカー好きだそうですが、「小さなコップで飲む」「氷をいれる」「その分、3杯飲む」というように少量でも心理的に満足できる飲み方を自分で編み出して、飲み過ぎないようにしています。