女性が年齢を重ねることをネガティブにとらえる国民性は、いったいいつまで続くのか
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褒め言葉のつもりの
NGフレーズ

「問題です。これからお話しする場面のなかに、相手を不快にするNGフレーズが含まれています。それはどんなフレーズでしょう」

 佳苗さん(仮名・49歳)は広告代理店のプロデューサー。今日は30代の女性デザイナーと20代の男性営業職と一緒に居酒屋に来た。件の場面は、その数日前、男性営業職も同席した、80代女性への取材でのシーンだった。

「取材のテーマは、エイジレスビューティ。いくつになってもイキイキと、美しく生きる秘訣でした。取材相手はとある老舗の大女将。とてもおしゃれで、多趣味な方です。以下、取材を終えた後の雑談の会話です。

 佳苗 すてきなお話を、ありがとうございました。本当にイキイキとしてらして、憧れます。

 大女将 こちらこそ、ありがとうございます。ふふっ、私ね、この年でも結構モテるのよ。この間もね、バス停で殿方から声をかけられました。『お美しい』って。こんなおばあちゃんなのにね(笑)。でも、褒められるとはりきります。いつまでも、きれいにしておかなくちゃって。私、毎年、自分は前よりきれいになっているような気がするんです。

 佳苗 分かります。私もそうありたいです。

 20代男性 ほんと、すてきですよね。女将さん、若い頃はすっごいきれいだったんじゃないですか。その頃、会ってみたかったです。

 大女将 あら、そうですか。今でも、きれいなつもりなんだけど……。

 さあ、NGフレーズはどれでしょう」