こう話すと、生徒の集中度は一気に増します。たとえ、1回目の説明ですでに理解してしまっている生徒がいた場合であっても、私は次のようなフレーズをキラーフレーズとして使うことで、理解度に違いがある生徒たちに対しても効果的な説明を行っていました。

「入試に絶対に出題されるところだから、くどいかもしれないけど、もう1回説明するね」

 すでに理解している生徒であったとしても、「そのテーマが出題されるから、聞き逃してはマズい!ちゃんと聴いておこう」と思わせることができ、結果的にクラス全体での聴く姿勢が飛躍的に上がるのです。

これからの時代は、
あなたの説明こそが価値を創る

 これまで3回(バックナンバーはこちら)にわたってお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?

 ご自身の説明スキルが向上すると、相手にとって理解が深まり、さらにそこで理解が深まった人はまた別の人に深い理解をさせる説明ができるようになる……まさに「知の連鎖」が生まれるのです。そう考えると、ワクワクしませんか?

 今のような情報が溢れ返っている時代には、頭の隅々まで浸透していくような学習が必要不可欠だと考えています。その学習は、人と人とのコミュニケーションの中で生まれてくるのです。

「わからない」から「わかる」に変えることができるからこそ、説明スキルとしても大きな価値が生まれるのです。

「わかってもらうは価値である」

 このフレーズがこれまで以上に大切になってくるそんな時代が、もうそこに来ているのではないでしょうか。