5日の段階で、わたしの気持ちはざわざわです。講演が終わり、6日を中止にしたのでそのまま東京に戻ることにしたのですが、東京の空は快晴で、大雨の話はニュースにでてくる程度。地震のような特別報道はありませんでした。

 そのため、ウェザーニュースのYouTube配信ライブニュースをずっと見ていました。常時放送しているお天気情報として、これは貴重な情報源でした。この時、中国地方の河川の氾濫の怖れについても報道されていました。

大雨情報・週末にかけて歴史的大雨の恐れ/ 2018.7.5 21:00 ウェザーニュース(出典:Youtube)

 そんなわけで、切迫した状況を5日から感じることができたのは、信頼できる気象情報を発信する方をフォローしていたり、お天気情報サイトを常時見ることができる環境だったからです。これは、早期に危険を察知するために大切だと思っています。まわりの人がのんびりしていても、気象に詳しい人たちが同じ情報を発信していたら、ただ事ではないかもと思えますよね。

アイデア2 「高齢者にスマホプレゼント」

 高齢者は、そんな情報を見ることができないという声ももちろんお聴きます。その反面、最近は、スマホをちゃんと使いこなしている高齢者の方にも多くお会いしています。文字が大きくできたり、ラジオも聞ける、音声認識こそ高齢者むけ!などと、使ってみたら楽しかったという方も。

 ご家族が設定してあげる、お天気番組を登録しておいてあげる、自分が受信してせっせと知らせるなど、まわりが無理だと決めつけずに、使っていただけるように働きかけてみることも大事かもしれません。

 毎回、災害時に高齢者に情報が届かない問題が出てくるのですが、解決方法まで議論されないのです。まずは、この夏の帰省の際にも、スマホを設定するミッションを実施ということでいかがでしょうか?常時居場所を知らせてくれるアプリもあるので、今後の介護対策としても、今、実施するのがおすすめです。

■新年度、新学期到来!家族の安否や見守り確認、最新アプリやツールの検討を♪アナログなやり方も忘れずにね♪
http://www.risktaisaku.com/articles/-/5516