三通カードの発行会社は、いずれも一般消費者に近い企業であるために、利用者視点のサービスが豊富で、使いやすい。また、いずれも厳しい消費者の目にさらされ、熾烈なカードサービス競争を繰り広げているから、たいていは「得」をすることはあっても「損」をすることはない。

ポイントが桁外れ「楽天カード」

 なかでも三通カードの代表格の楽天カードは、ここにきてさらに勢いを増し、2018年1月に発表された年間取扱高(楽天カードを使って取引されたショッピング売上高)で、単体カードとしては初めて大手メガバンクのカードを抜いてトップに立った。これまで、流通系カードが銀行系カードを抑えて1位になることなどなかったので、業界内では快挙として話題になっている。

 これについては連日テレビで放映される「楽天カードマン」のCM効果が大きかったといわれているが、それだけではない。なんと言っても楽天が発行する楽天スーパーポイントの果たす役割が大きかった。

 多くのカードが0.5%のポイント還元率なのに対し、楽天スーパーポイントはどこで使っても基本100円につき1ポイント(1%)のポイントがつく高還元率カードだ。さらに、楽天市場利用者には気前よく2倍、3倍のポイントを提供してくれる。キャンペーンになると、さらにポイントが加算されるほか、プロ野球の楽天イーグルスやJリーグのヴィッセル神戸が勝ってもポイントが倍増するといった具合で、まさに大盤振る舞いのポイントサービスだ。

 また、楽天市場だけではなく、楽天トラベルや楽天ブックスでも業態をまたいでポイントが貯まって使えるという利便性は楽天スーパーポイントならではのもの。いまではライバルのヤフージャパンをはじめ、ほかのカード会社もこぞって真似をしているが、ポイントサービスに関しては、楽天がまだ頭ひとつどころか、2つも3つもリードしている。