共通ポイントと聞くと、最初に思い浮かべるのはTポイントだろう。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がTSUTAYA会員向けに発行していたポイントを、提携する別企業でも利用できる共通ポイント化したのが2003年の10月。2007年11月にファミリーマートが「ファミマTカード」のサービスを開始して以来、Tポイントはすっかりコンビニの顔となった。
続いてロイヤリティ マーケティングが発行する「Ponta」が、2010年ローソンでの利用を開始。2大共通ポイントが市場を分け合うかと思われたところ、インターネット市場内での取引ツールだった楽天スーパーポイントが2014年10月に共通ポイント化に踏み出したのである。
コンビニともサークルK・サンクスと手を結び、これからは3大共通ポイントの時代、どこが勝ち抜くか――とざわめいていたところ、同チェーンはファミリーマートへ経営統合され、楽天スーパーポイントの付与は2017年9月末に終了してしまう。しかし、今度はローソンとの距離を縮めつつあるのが楽天らしい。
筆者も共通ポイントについては折に触れ取材をしてきたが、やはり「どのコンビニで使えるか」というインセンティブは大きい。ほぼ毎日コンビニを利用するというビジネスパーソンも多いだろう。共通ポイントの最新動向から、コンビニでのオトクな貯め方・使い方について考えてみたい。