岡山県西粟倉村は、仮想通貨を使ったICO(Initial Coin Offering)による資金調達を行なうと発表した。
ICOは新しい地方財源になる可能性を秘めている。成功すれば、現在の日本の地方財政の構造を大きく変えるだろう。
しかし、その実現は容易でない。第1に、収益力のある事業を行なう必要がある。第2に、国からの制約(地方交付税や補助金の削減など)にどう対処するかという問題がある。
岡山県西栗倉村がICO計画
仮想通貨を売り出し
西粟倉村は、岡山県の最北東端に位置する。面積の約95%が山林で、2018年5月1日現在、人口が1470人、598世帯が暮らしている。
ICOとは、将来、ブロックチェーンを用いて事業を行なおうとする事業主体が、資金調達をする方法だ。