ビットコインの価格は、昨年12月のピークの3分の1程度にまで下がった。先物市場が発する情報を分析すると、ビットコインが昨年のように暴騰することはもうないだろうと考えられる。
値下がりによって送金手数料が下がり、銀行の預金振替と競合し得るレベルに戻った。これは歓迎すべきことだ。
先物市場の導入が、
下落を引き起こした
ビットコイン価格の推移を見てみよう。
2017年を通じて上昇を続けた。とくに11月以降は急激な上昇を示し、12月16日に1ビットコインあたり1万9499ドルの最高値をつけた。
しかしその後、下落し、現在は6000ドル程度であり、ピーク時の約3分の1にまで下落した。
11月頃の急激な価格上昇の背後には、「分岐すると、新しい通貨をタダでもらえる」という期待があったと考えられる。