集中力は、時間と期限が決まっているからこそ継続する。学生時代の中間・期末試験を思い返してもらいたい。決まった期間だからこそ、集中して頑張れたと思わないだろうか。ゴールをつくるから頑張れるのだ。

 この夏休みの終わりを「ゴール」に定め、短期集中で何かを思い切り頑張ることで、「平成最後の夏はあのことに全力投球したな」と、遠い目で語ってみるのもいいだろう。

「平成最後の夏」を誇らしく
語るための3つのポイント

 また別の「語れる平成最後の夏」のパターンもある。「この夏が人生のターニングポイントだった」と語るものだ。べつに、本当に人生が変わろうが変わるまいが関係ない。とにかく人に語るときに、「ターニングポイント」だったように聞こえることが重要なのだ。

 ちなみに男が「人生を変えたターニングポイント」を語るには、(1)経験 、(2)浪漫、 (3)知性 の3つが必要になる。セコイ話だが、これら3つが融合した「人生を変えたターニングポイント」の話は、聞く人の心を揺さぶるものだ。

 たとえば筆者は、学生時代にまだ格安航空券がなくバックパッカーが一般的でなかった時代に、船で1人で中国大陸に渡った。そのとき船で渡った理由を「かつて日本を切り拓いてきた歴史上の偉人たちがたどった航路を渡って、同じ景色を見たかったから」と語っている。まさに「経験 」「浪漫 」「知性」が合わさった言葉だ。
 
 しかし実は、ここで一番大事なのは「経験」なのだ。「浪漫」と「知性」は「経験」に後付けできるが、経験がないことには何も語ることができないからだ。

 暇なときでないと、なかなか貴重な経験はできない。だからこそこの夏休みに、普段はできない「人生のターニングポイントになるような、将来を変えそうなこと」を、何でもいいから経験してほしい。