古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきた。
数々の武将をはじめ、現代に至っては経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏、出光興産創業者の出光佐三氏、長期政権を誇った昭和の首相・佐藤栄作氏など、龍神を祀る神社を信仰していた政財界人を挙げればきりがない。
だが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にある。
幼少期より龍をはじめとする見えない世界の存在たちの声を聞くことができ、デビュー作『「龍使い」になれる本』が10万部を超える異例のヒットとなって現在の龍ブームの先駆けとなり、また、延べ1万社以上の神社を参拝してきたスペシャリストが、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介した新刊『龍神とつながる強運人生』より一部を抜粋、再構成して紹介する。

神社参拝の効果を高める方法

あなたのお願い、神様にちゃんと伝わっている?龍神に祈る時は、こんなふうに語りかけるといい!大杉日香理(おおすぎ・ひかり)
株式会社アテア代表取締役
幼少期より、龍や妖精など見えない世界の存在を感じたり、他人の思考が理解できてしまうという感覚に優れていた。歴史、地政学、神話、ビジネス、栄養学などを基盤としたロジカルなスピリチュアルを体系化し、2007年に起業、2011年に株式会社アテアを設立する。 事業開始から10年間で参拝した神社は延べ1万社。その体験を活かし、日本で初めて神社を参拝するツアーを事業化した「神旅®」は毎回満席、リピート率96.5%を誇る。他にも経営者向けの運気マネジメントや、個人向けのコンサルティング、神様の取り扱い説明書をお伝えするセミナーも行っている。著書には、10万部を超えるヒットとなった『「龍使い」になれる本』(サンマーク出版)、『龍神の力をいただく「神旅®」のはじめ方』(KADOKAWA)などがある。

 神社では、尊敬する友人に対する時のように、あなたの気持ちを正直に話してください。
 もしそれがネガティブな思いであったとしても、その後、
「これからよくなっていきたい」
「成長していきたい」
「こんなことをやっていきたい」

 と必ず伝え、
「やるべきことをやりますので、後押しをお願いします」
 と祈りましょう。

 人間ですから、時には失敗もすれば、問題が起こることもあるでしょう。将来の不安もあれば、自分に自信がもてないこともあります。
 それは誰もがもっている感情ですから、否定することはありません。もちろん、私自身にもあります。
 その上で、やるべきことは淡々とやる、そうすれば必ず龍神や神様が助けてくれる。
 この気持ちをもってお参りしていただきたいのです。

 そうやって参拝を続けているうちに、龍神がつなげてくれるチャンスや課題、ご縁に気づきやすくなります。
 それらのチャンスや課題に、真摯に取り組んでいけば状況が次第に変わり、「結果的にこれでよかった」といえる形におさまっていきます。

 一つの課題が解決したら、また次のステージで新たな悩みが生まれることもあるはずです。しかしその時、あなたは確実に成長しています。
 表面上は同じような問題がやってきたように見えても、成長した「新たな自分」としてその問題に向き合っていけるでしょう。参拝によって、龍神や神様からの後押しをいただいている安心感も育っているはずです。

 戦国時代、武将たちは勝利のお礼として、神社に社殿や鳥居を奉納したり金品を寄進したりしていましたが、現代の私たちができる「お礼」は、自分自身が成長して周囲に貢献することです。
 日頃の行動を通して、龍神や神様を喜ばせることです。

 といっても、気を張ってがんばり続けなければならないわけではありません。
 あなたが笑顔で自分らしさを発揮しつつ、目の前のやるべきことに取り組む姿を、龍神や神様は見ています。