2017年日本ホテル宿泊客満足度調査高級ホテルはレストランやカフェ、バーが充実しているので、宿泊の際にはぜひ利用し、極上のひと時を楽しんでみては?(写真はイメージ)Photo:PIXTA

J.D. パワーは、毎年「日本ホテル宿泊客満足度調査」を発表しています。調査は、1泊あたりの正規宿泊料金や客室面積によってホテルを4部門に分け、それぞれの部門の中で宿泊者の満足度を測定しているものです。今回は、4部門のうち最高級クラス、いわゆる高級ホテルと呼ばれる1泊3万5000円以上部門のホテルにスポットを当て、その調査結果を踏まえつつ、上手な活用法を考えてみましょう。

昨年の客室稼働率は好調!
31都道府県で前年を上回る

 観光庁によると、昨年の宿泊施設の客室稼働率は、60.8%(前年比1.1pt増)、全国47都道府県のうち31の都道府県で前年を上回ったといいます。訪日旅行者の増加に伴い、ホテルの稼働率が上がる一方、宿泊料金の値上げも少なくありません。

 みなさんの周りでも、一昔前と比べて、「旅行を計画したけどホテルが満室だった」「以前より宿泊料金が上がった」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

 顧客満足度に関する調査機関J.D. パワーは、今回で12回目となる「日本ホテル宿泊客満足度調査」を発表しました。

 調査の聞き取り項目は、「予約」「チェックイン/チェックアウト」「客室」「F&B(料飲)(*1)」「ホテルサービス(*2)」「ホテル施設」「料金」の7つ。対象のホテルグループ・チェーン(計166ブランド)を正規宿泊料金や客室面積をもとに4部門に分け、1000ポイント満点で総合満足度を算出、今回は最高級クラスの3万5000円以上のホテルにスポットをあてました。

 今回1位となったのはどのホテルでしょうか。今回の調査結果は以下の通りです。

*1:レストラン、バー、ラウンジ、朝食会場、ルームサービスのこと
*2:ビジネスセンター、レジャー・フィットネス施設、温泉・浴場施設、インターネット、ランドリー、送迎サービス、スタッフによる案内のこと