J.D. パワーは、毎年「日本ホテル宿泊客満足度調査」を発表しています。調査は、1泊あたりの正規宿泊料金や客室面積によってホテルを4部門に分け、それぞれの部門の中で宿泊者の満足度を測定しているものです。この中で、1泊9000円~1万5000円未満の部門と、1泊9000円未満の部門は、いわゆる“ビジネスホテル”と呼ばれるグループ。今回も昨年と同様、この2部門にスポットを当て、その調査結果を踏まえつつ、ビジネスホテルを利用するにあたって、ちょっとした工夫で満足度がUPする上手なホテル選びの秘訣をお伝えします。
便利で安いだけでなく
快適に泊まれるホテルが増えている
ビジネスホテルは、業界では“宿泊特化型”とも言われ、便利に低コストで利用できる点が大きな特徴。チェーン展開しているホテルは、施設・設備やサービスのレベルが均一化されていることが多く、全国どこにあるホテルでも安心して利用できるというメリットがあります。そのため、出張時にリピート利用するビジネスパーソンだけでなく、プライベート旅行でリーズナブルに泊まりたい人たちからも高く評価されています。
とはいえ、サービス内容などが多様化するにつれ、パソコンやスマホからネットでホテルを検索する時、どこにしようかと迷うことがあることでしょう。そんな時に参考にしてほしいのが、J.D. パワーが毎年行っている「日本ホテル宿泊客満足度調査」。満足度を測定している領域は、「予約」「チェックイン・チェックアウト」「客室」「F&B(料飲)」「ホテルサービス」「ホテル施設」「料金」の7つ。対象のホテルグループ・チェーン(計166ブランド)を正規宿泊料金や客室面積で4部門に分け、総合満足度の調査結果(1000ポイント満点)を出しています。
今回は、いわゆる“ビジネスホテル”と呼ばれる1泊9000円~1万5000円未満の部門・1泊9000円未満の部門の2部門にスポットを当てて、2017年11月に行われた調査結果をご紹介します。