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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

最新SNSで「ほう・れん・そう」が陳腐化する日 Part 2

安間裕
【第8回】 2012年4月25日
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 「社員には、すぐに興味をもって試してくれる方と、なかなかログインもしてくれない方がいます。まずは、以下のことを心がけてきました。

- 積極的に話題を提供してくれる、「おしゃべり」で「SNSに抵抗のない」コアなユーザーを見つける。
- その人の協力も含め、コンテンツとしての魅力を維持していく。(全体の人数が増えればこのあたりの心配は不要)
- 気軽にインタラクティブなやりとりが発生するように、占いなどの遊び要素も入れる。
-“場”の盛り上がりを視覚的に認識させる。(ユーザー数の増加や直近のコメント数などを開示する、コメントの多かった方やフォロワー・ランキングの表彰など。「自分も乗り遅れないようにしないと」と思わせる工夫)
- 何よりシンプルなツールであること。

 我々は、独自のSNSを開発し活用しているので、少し事情は異なりますが、どんなツールでも同様の試みが重要だと思っています」

 次は、顧客企業のプロジェクトで、「社内SNSの導入による生産性向上」のお手伝いしている、我々の担当者のお話です。

 「A社様では、『業務上コミュニケーション』の代替という点での導入を行っています。この試みにおける社内SNSの大きな特色としては、文書の共有、文書保管の利用も可能(検索、タグ、文書管理、ポータル・システムとの連携など)になった点が挙げられ、業務上のコミュニケーションを代替できるようになってきたかなという印象です。副次的ですが、社内での緩いつながりなどにも効果を挙げることができると思います」

 この二つの導入例に共通して挙げられていたのは、以下の2点です。

- 利用する必然性の用意。(各種既存システムとの連携--文書管理、各種申請)
- 上層部が活用し、重要性を主張していく。(日本の場合の最初のハードルがこれのようです)

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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