実は、全く同じ状況にあるのが、ガストなどを運営するすかいらーくだ。06年に、野村プリンシパル・ファイナンスなどによるLBOによって非上場後、11年に米ファンドのベインキャピタル傘下になり、14年に再上場を果たした。

 すかいらーくも同様に、非上場になる前に比べ、再上場後はBSが拡大している。17年の決算では、のれんが1461億円、長期借入金は1183億円もある。すかいらーくは足元の業績は好調のため、のれんの減損リスクは少なく、借入金も適切な水準だと同社は言う。しかし、これも好調を維持し続けることが減損回避の条件だ。

 LBOというやや高度な話ではあるが、こうしたのれんの生まれ方もマスターできたら決算書の“通”といえるだろう。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 山本 輝)