「反安倍」なら追求せず!?
マスコミ報道の偏り

 関与の疑いが濃厚なのに、マスコミが吉田議員、羽田議員などを追いかけ回していないことに対して、一部から怒りが噴出している。その熱い主張をざっとまとめると、こんな感じだ。

「モリカケの時は、籠池さんの眉唾話や怪文書だけであれだけ上へ下への大騒ぎをしたのに、既に逮捕者まで出ている疑惑をスルーするなんて、やっぱりマスゴミはクソだな」

 確かに当初、逮捕者ゼロの「疑惑」オンリーで1年以上もお祭り騒ぎをしていた森友・加計学園問題と比べると、こちらは高級官僚2人に有名大学理事長なども逮捕された「正真正銘の汚職」。その割には、マスコミの報じ方は、あまりにも淡白と言わざるを得ない。その露骨すぎるギャップがゆえ、ネット上では「反安倍無罪」なんて言葉も出てきている。

 中国や韓国では、愛国的な動機からの暴動やデモの場合、主催者は重い罪に問われない。それを「反日無罪」なんて揶揄されていたのだが、そこに引っ掛けて、マスコミは「反安倍」なので、同じく「反安倍」の人間なら、不正やスキャンダルが発覚しても叩かないか、もしくは手心を加えるのだと皮肉っているわけだ。

 言わんとしていることはよく分かる。過去にも「反安倍」というだけで、マスコミから、ぬるい追及しかされなかった議員、ジャーナリスト、文化人などが確かに存在しているからだ。。

 だが、マスコミというものを分析してきた立場から言わせていただくと、彼らの報じ方が「偏る」のは、「日本転覆を狙うマスゴミだから」とか「反安倍だから」ではない。右だ左だというイデオロギーを超越した、もっと根深い深い理由があるのだ。