好きなことを本気で続けると仕事になっていく

 ここでも選択肢としては、きちんと休暇の取れる別の仕事を持ち、自由な旅を大切にするライフスタイルの方が幸せに近づくはずです。そしてそのライフスタイルを続けるうちに、旅を通じて得たさまざまなインプットが自分のスキルと組み合わさり、好きな遊びが仕事になるということが起こります。好きなことを仕事にするのではなく、好きなことが仕事になっていくのです。

 わたしの場合、旅を通じてさまざまな国や地域の食を楽しむうち、日本やハワイの飲食店にアドバイスをするようになり、今では海外に進出するレストランの顧問も務めています。

 好きと仕事の関係で大前提となるのは、「いきなり好きなことを仕事にしてはいけない」ということです。まずは個人としてきちんと稼げるビジネスのスキルを身につけ、好きなことを趣味として自由に楽しめるライフスタイルを作りあげていきましょう。それができないまま「好きなことを仕事にしよう!」「嫌いなことはしたくない!」と理想を追いかけても、道は開けません。

「プロ」は練習を大切にする

 わたしたちがプロのスポーツ選手の活躍を目にするのは、試合でプレー中の姿です。しかし、わたしたちの目には入らないところで、彼らプロのスポーツ選手は試合に出るため、日常の大半の時間を練習に費やしています。競技そのものの練習もあれば、コンディションを整えるためのジムトレーニング、食事のケア、生活サイクル作りも試合に出るための練習の一環です。

 彼らはそれを誰かにやらされているのではなく、プロとしてお金をもらい、レギュラーとしてポジションを取って活躍するために自ら行っています。

 一方、会社で働く人にとっての試合とは? と考えた場合、通常の業務そのものが試合と言えるでしょう。プロのスポーツ選手と比べると、会社員が行う試合の回数は多く、プレー時間も長く、出場機会にも恵まれています。