トヨタ自動車では、トランスミッションを生産している子会社のトヨタ自動車北海道の工場が停電によって9月6日に操業を停止したのに伴い、全国の工場の約9割に当たる16の工場を休止した。

 その後、停電が復旧したため10日夜に操業を再開、13日に全ラインで生産を再開するも、北海道では2割の節電要請が行われており、生産量は未定という。

 他にも、鉄鋼メーカーや石油精製、半導体関連の工場にも停電の影響が出ており、みずほ証券によれば、7~9月期の製造業の生産は減産となる可能性が高く、GDPはマイナス成長になるとみているという。

8000人が取り残された

 次に、いまだに一部が再開したのみで、全面復旧の見通しが立たない関空による影響だ。国内線では運航再開が進んでいるが、「荷物を扱う倉庫が浸水したため、貨物輸送の再開のめどは立たない」(関西エアポート関係者)という。

 2018年上期の貿易全体に占める関空の輸出シェアは6.7%で輸入が5.0%。スマートフォン用の半導体などの電子部品が多いため海運による代替は難しく、各地の空港への振り分けやコスト増加などに頭を悩ませている。