あなたの所持品、いくらで売れる? 『週刊ダイヤモンド』9月22日号の第一特集「新・価格の支配者 メルカリ」では、独占入手したメルカリのデータを基に、228アイテムのメルカリ相場を掲載している。その拡大版として、本誌に掲載しきれなかったメルカリ相場の一部を前後編に分けてお届けする。前編は、男性の人気5アイテムのメルカリ相場だ。
1000万人以上が使うようになったフリマアプリ「メルカリ」。日々100万点以上が出品され、あらゆるモノに値段が付く。そこで形成される相場は、消費者の声を具現化し現代の価値のバロメーターだ。そのデータをメルカリは握っている。
今回、週刊ダイヤモンドはメルカリの取引価格データを独占入手した。約2.8億件の取引のうち、メルカリの各カテゴリーで一定規模の取引が成立した主要メーカー・ブランドの平均取引価格だ。ここでは、2018年7月までの過去1年間にわたって毎月100件以上の取引があったブランドを抜粋し、直近の平均取引価格順に並べた。
メルカリで扱われるのは中古品で、ひと口に同じブランドのアイテムといっても、定価や販売時期の違いによって、個々の取引価格にばらつきは生じるだろう。それでも、一定規模の取引から生まれる相場は、メルカリユーザー約1000万人のニーズの集大成だ。消費者のリアルの価値判断を反映した、ブランド力を測る新たな指標となりえる。
本記事ではメンズの腕時計、長財布、Tシャツ、ネクタイ、それにイヤホンにおいて、それぞれ上位3ブランドを紹介する。本誌に掲載した上位10ブランド(イヤホンは5ブランド)は、別途公開中だ。関連記事からチェックしてみてほしい。
所持品がいくらで売れるかチェックするもよし。相場の動きをみて、その背景を想像するもよし。本邦初公開のメルカリ相場を楽しんでほしい。