成果を出せと迫る上司は…
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部下についつい成果を求めてしまい、結果ばかりにこだわってしまう管理職は少なくありません。しかし、その前に着目するべきことがあることがあります。「管理職養成講座」第19回では、部下の数値目標達成だけに目を向けてしまい、成長させることができなかった管理職の失敗事例を紹介します。(MICA COCORO代表 産業カウンセラー 宮本実果)

営業経験のない部下を指導し
不満を持たれてしまったリーダー

 大手システム企業に勤めるEさん(男性・39歳)は、1年前に転職し、営業部のリーダーとして、企業向け新商品の売り上げ目標達成に毎月追われています。Eさんには、直属の上司の他に男女合わせて5人の部下がおり、仕事を通して営業のノウハウについて熱心に指導しています。

 しかしその指導方法に対して、部下から不満の声が漏れ始めています。特に、今年の春に異業種から転職してきて入社したAさん(女性・26歳)が、不満を強く感じているそうです。そのきっかけとなった会話をご覧ください。

Eリーダー 「このままだとAさん個人の達成は難しいかな」
Aさん 「すみません…。なかなか結果が出せなくて…」