Eリーダー 「営業は数字がすべてだからね」
Aさん 「H社とは良好な関係を築けているとは思っているのですが、契約に至らなくて…」
Eリーダー 「いつまでもH社に執着していないで、契約してくれそうなお客様に早く切り替えたほうがいいよ」
Aさん 「H社は契約してくれそうなお客様だと思っているんですけれど…」
Eリーダー 「Aさんの理想を語られても困るよ。とにかく目標の数字を意識して仕事してください」

指摘だけだと部下が悩んで
思考がストップする

 Aさんは、「Eリーダーが言いたいことは分かるけれど、もっと違う言い方や指導をしてほしい」と思ってしまいました。そして、営業職へのキャリアチェンジが間違っていたのかと悩むようになり、どうすればいいのか分からず思考がストップしてしまいました。

 さらに、その場に居合わせたほかのメンバーは、次は自分が指摘される番かもしれないとハラハラし、職場の雰囲気も悪くなってしまいました。

 とはいえ、Eリーダーが部下に対して、「数字を意識した営業をしてほしい」と指導したことは、決して間違いではありません。では、この会話にどんな問題があったのでしょうか。

 ここでの、ポイントは、部下の「行動の変化」への着目です。詳しくご説明しましょう。