やたらと態度が横暴なラーメン屋の店長
筆者が、この世で2番目くらいに嫌いなものがある。それは、「お客の前で店員に説教する飲食店」だ。不快極まりないこうした店舗は、平成の世が終わろうとしている現在でも、根強く存在している。なぜか、いつになっても民度が向上しない店がある。
ある時、筆者は取材前に昼ごはんを食べようと、現場近くのラーメン屋に入った。店構えは清潔で、ウリにしているチャーシュー麺はいかにも美味しそうだ。期待感で胸が高鳴る。
店内は昼時とあってか、ほとんど満席で慌ただしく店員が駆け回っていた。筆者が入った後に、近くの会社員らしき3人の男性が入店してきて、ウェイティングがかかった。間一髪、危ないところだった。筆者は待たされることなく、カウンター席に案内された。
店内には、美味しそうな香ばしい匂いが漂っている。隣の人がすするラーメンを見て、さらに期待感が高まった。しかし、である。店内の雰囲気が妙にピリピリしている。ウェイティングがかかっていることもあってか、あからさまに店員が慌てている。