仕事とダイエットの両立ダイエットと仕事を両立させるコツとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「○○さん、すごく痩せましたよね!」

 つい先日、エレベーターの中で始まったあるビジネスマン同士の会話に、思わず耳を傾けてしまいました。

「そう、痩せるといいよー。今年の夏は、汗に悩まされなかったからなぁ。でも、会議室がきつかった!××さんたちは相変わらずで、暑がりだから、冷房をガンガンきかせるんだよ。寒過ぎて会議の内容が全然頭に入らなかったよ」

 …なるほど。痩せることのメリット、デメリットってありますよね。痩せたけれど肌がカサカサになった、周りから「何かあったの?疲れている?」と心配されるようになった、便秘になった…そうした話も割とよく聞きます。

 でも、栄養士として健康的な体重減少をサポートしている限りにおいては、痩せたことによるデメリットを聞くことはまずありません。栄養士は、不健康になっても疲労度が増しても構わないからとにかく痩せましょう!というようなダイエット法を提案することはないので、当然といえば当然なのですが…。皆さんも、スパルタトレーナーとして自らにダイエットを課すのではなく、少し温かい目でご自身をケアしていただきたいと思うのです。なぜならば、ダイエットによるデメリットが出るかでないかの分かれ道は、そのダイエットの負荷によって決まるからです。

 負荷をかけ過ぎず、仕事と両立できるレベルのダイエットを実践している人は痩せたこと以外に、こんなメリットを口にします。

「疲れにくくなった」
「イライラしにくくなった」
「体が軽くなったら気持ちまで軽くなった」
「朝から仕事に集中できるようになった」

 負荷をかけ過ぎない、つまり、頑張り過ないダイエットをすればこんな恩恵にも授かれるなんて、どうして?と思うかもしれません。