【クアラルンプール(マレーシア)】マレーシアの反汚職当局は3日、同国の政府系投資ファンド「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」の資金流用疑惑を巡り、ナジブ・ラザク前首相の妻、ロスマ・マンスール氏を逮捕したと発表した。  反汚職当局の声明によると、マンスール氏は身柄を拘束されている当局の本部で一夜を過ごした後、裁判所に送られマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で正式に起訴されるという。  捜査員らは浪費が激しいことで知られるマンスール氏を資金流用疑惑の中心人物として見てきた。