『ダイヤモンド・オンライン』で既報(「三越伊勢丹が首都圏の2店を閉鎖へ!その裏に隠された思惑」)の通り三越伊勢丹ホールディングスは9月26日、傘下の首都圏2店舗に加え、新潟の店舗について店舗閉鎖することを決めた。だが、業界内では、店舗閉鎖はこれにとどまらないとの見方がもっぱらだ。その背景と、今後の閉鎖店舗候補を探る。(ダイヤモンド・オンライン編集部 田島靖久)
相模原、府中、新潟
3店舗の閉鎖を決定
三越伊勢丹ホールディングスは9月26日、取締役会を開いて傘下の伊勢丹相模原店と伊勢丹府中店については来年9月30日をもって、また新潟三越については2020年3月22日を持って営業を終了する、つまり閉店することを決めた。
いずれの店舗も、一定の投資を行い、店舗の効率化などの取り組みを進めたものの、赤字解消には至っていない。恒常的な赤字に陥った結果、減損損失を計上しているとし、「限られた経営資源を成長分野に再配分することを目的として」(三越伊勢丹のプレスリリース)、店舗閉鎖することを決めたとしている。