その後も木下係長は出社し続けているものの、モンママの電話攻撃もさらにエスカレートした。

「昨日、取引先との打ち合わせを終え、スマホを見たら母親から十数件の不在着信がありました。会社に連絡すると、隣の課の後輩が『折り返しの連絡がない。どうなっているんだって怒鳴られました。何かあったんですか?』と心配してくれたんです」

 木下係長はモンママの電話攻撃の始終をこう報告してくれたのである。

 モンペからの攻撃で、木下係長のケースのように、うつやうつに近い状態になったケースは決して他人事で済まされる話ではない。いつか自分の身にも振りかかる恐れがあるからである

 本ケースのように行き過ぎた行為に対しては、会話を録音しておき、証拠を残す方法を考えたほうがいいだろう。ただし録音内容を第三者に聞かせたり、ネットなどで公開したりといった行為をすれば、プライバシー侵害、名誉毀損等で違法となる可能性もあるので留意してほしい。会社としては第三者の機関(会社の顧問弁護士等)に相談し、録音等を含めた対策を早急に講じてほしいと思う。

モンペの子を見抜く
10の特徴とは…

「自分のチーム(部署)の中にも、モンペの親を持つ部下や後輩がいるかもしれない…」

 上司にとってそういう不安は尽きないだろう。では、どうすればモンペの子を見抜けるのだろうか。

 モンペの子には、モンペに似た行動をするという特徴がある。なぜなら、モンペの子は親の影響を強く受けているため、親の価値観や考え方、行動についても、親が正しいと思うことを判断基準としているからだ。

 性格面では、モンペは「自分が一番であり、中心であり、特別扱いされるべき」という利己的な考え方をする。自分の子どもに対しても「私が育てた子どもなのだから、子どもも特別扱いされるべき」と考える。

 一方、モンペの子もその点が似ていて、自分がぞんざいに扱われた、あるいは自分の価値を傷つけられたと感じれば怒りを感じる。プライドが高く、自分は素晴らしく特別な存在だと思い込もうとする傾向も強い。