充電規格CCSの誕生から6年
主導する欧米勢は強気の姿勢崩さず

EVS31のパネルディスカッションで発言する、チャージング・インターフェイス・イニシアチブ(CHARIN)代表者
EVS31のパネルディスカッションで発言する、チャージング・インターフェイス・イニシアチブ(CHARIN)代表者 Photo by Kenji Momota

「CCS(コンバインド・コネクター・システム)は、顧客からの本質的なリクエストであり、自動車メーカー全社は当然、CCSを採用するべきだ」

 EV(電気自動車)の充電方式で、CCSを推奨する業界団体チャージング・インターフェイス・イニシアチブ(CHARIN) 代表は数百人の観衆を前に、そう言い切った。

 2018年10月1日、世界的なEV関連国際会議「EVS31」(2018年9月30日~10月3日、於:神戸国際会議場他)は台風24号の影響で予定より1日遅れで開催された。

 午後4時半過ぎからのパネルディスカッションでは、日本から経済産業省・製造産業局・自動車課、中国の精華大学、そして欧米からはCHARIN、また国際エネルギー機関(IEA)の関係者が登壇。モデレーターは当然のように、急速充電器の標準化を議題に挙げた。

 EVの充電は、普通充電と呼ばれる電圧100~200V程度で出力が3~11kW程度の充電と、数十から数百kWで行う急速充電の2種類がある。さらに、急速充電のシステムは3つに大別できる。日本が推奨するCHAdeMO(チャデモ)、欧米が推奨するCCS、そして中国の国家規格であるGB/Tだ。

 このうち、日本と中国は2018年8月、両システムの実質的な統合に向けて協議を進めると発表した。日本は中国に対して技術支援する立場を取る。

 一方、CCSと日本、またCCSと中国、それぞれの立場は平行線を保ったままだ。CCSが世に出て今年で6年目。状況はいまだに変わっていない。