キリスト教・東方正教会の最高権威が、ウクライナ正教会のロシア正教会からの独立を承認すると11日に発表した。ロシア政府の影響下から逃れたいウクライナにとって大きな勝利となった。バルソロメオス1世全地総主教や側近らは、11日まで3日間にわたり、ウクライナ正教会のロシア正教会からの独立を認めるかどうかについて協議を続けていた。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は決定を歓迎。米国の支援を受けているポロシェンコ政権はロシアや分離派と4年にわたって同国東部で武力衝突を続けている。ポロシェンコ氏は「これはわれわれの独立、国家の安全保障、そして国家としての地位に関わる問題だ」とする声明を自身のウェブサイトに掲載。「神を愛するウクライナ国民は、モスクワの悪魔たちとの戦いで偉大な勝利を収めた」と続けた。
東方正教会、ウクライナ正教会の独立を承認
ロシア正教会からの分離認める
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