ネットで検索すればどんな情報でも手に入るようになった今、どれだけ短時間で質のいい情報を集められるかが仕事の出来を大きく左右する。とはいえ、膨大な情報を1人でさばききるのは現実的ではない。ではどうするか。人を使えばいいのだ。NASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表として働く傍ら、多数のビジネス書籍を出版する金田博之氏に聞いた。(清談社 島野美穂)

自分1人で情報収集するのは
あまりにも非効率

デキるビジネスマンの情報収集術とは?
自分1人でキャッチできる情報量は限られている。デキるリーダーは部下にデータマンとしてのミッションを果たしてもらうことに長けている Photo:PIXTA

「情報収集は、どんな仕事にも欠かせないものです。会議の前、資料作成、企画出しなど、あらゆる場面において、瞬時に収集した情報を使い分け、アウトプットする必要があります」

 その場の勢いでグッドアイデアを出せるタイプの人は、日頃から情報収集をしている。ひらめきの才能とはまた違うものだと金田氏。

「多くの情報に触れる機会が多い人ほど、頭の中のデータベースがどんどん高度になっていきます。情報収集のアンテナをたくさん立てておけば、その分自分の知識として蓄えていくことができます。なので、自分の情報不足を感じている人でも、これから補っていくことは十分できます」

 だからといって、情報に触れる機会を作るがために、ストイックに読書をしたり、勉強をしたりしなくても大丈夫。むしろ金田氏は、「1人で情報収集をするのはあまりにも非効率」とアドバイスする。

「自分1人ですべての情報をキャッチすることは難しいです。なので、周りの人の頭を、どんどん借りましょう。私の場合、情報収集はほとんど部下に任せます。単純な話、3人の部下がいれば、1人で調べるよりも、3倍の情報が手に入ることになります。また、情報収集は好き嫌いで取捨選択しているところがあるので、人に調べてもらうことで、他者の視点を手に入れることも可能です」

 自分では見つけられないような発見ができるのも、人に情報収集してもらう大きなメリットなのだ。