サウジアラビアの反体制派記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ領事館に入った後に行方不明になっている問題で、サウジ政府は「ならず者の工作員らが尋問中に誤って殺害した」と発表することを検討している。複数の関係者が明らかにした。米国との関係を揺るがせている件について、サウジ王家が直接の責任を免れることにつながる説明だ。  この説明は、ドナルド・トランプ米大統領の15日の発言と共通するものだ。トランプ氏はサウジのサルマン国王と話した後で、カショギ記者の失踪には「ならず者の殺し屋」が絡んでいる可能性があるとしていた。